お風呂の効果

お風呂の効果
日本人はとてもお風呂好きです。湯にゆっくりつかって疲れをいやすときが、最高に幸せと感じる人も多いでしょう。それは、お風呂は身体にどのような効果があるのでしょうか。

●温熱効果
お湯で皮膚が温められると、血管が拡張して血流量が増加し、温められた血液が身体じゅうをめぐって全身が温まります。これは、手足だけの部分浴でも同じです。

●疲労回復効果
浴槽のお湯に沈んだ部分には、水圧がかかります。みぞおちまで浴槽につかる半身浴の場合、足の静脈から心臓へ戻る血液の量が増え、心臓からの血液量が増えます。そのため、全身の血行がよくなり、疲労回復が早まります。

半身浴は心臓に負担をかけないという特長もあります。
首まですっぽりつかる全身浴は、
圧力で腹部が押されて横隔膜が持ち上がり、
心臓を圧迫しがちです。

●精神の緊張をほぐす効果
37~39℃のぬるいお湯に10分以上、ゆっくり入ると、副交感神経が刺激されて精神の緊張がほぐれ、筋肉もゆるみます。