脊柱管狭窄症とは?

脊柱管狭窄症とは?

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)は、神経圧迫によって腰の痛みやしびれ、さらには、下半身にまで痛みやしびれ、などがおこる病気です。

骨にはいろいろな名前がついていますが、脊椎(せきつい)は背骨のことです。

脊椎は、椎骨(ついこつ)と呼ばれる骨が積み重なって体を支えています。

椎骨は2つの骨(椎体(ついたい)&椎弓(ついきゅう)から出来ています。椎骨(ついこつ)と椎骨の間には、空間があいています。

この空間のことを、椎孔(ついこう)と言われています。

椎孔が重なると管、導管になります。これが脊柱管(せきちゅうかん)です。

脊柱管には、たくさんの神経が入っている袋「硬膜(こうまく)」があり背骨の上から下までの神経を脊柱管が守っているのです。

この神経に問題が起こると、動くことが出来なくなります。

脊柱管狭窄症になると、脊柱管のまわりの骨が何らかの原因で、変形してしまったり、厚くなったりすることで脊柱管が少し狭くなります。

それにより、そのまわりにある神経や血管を圧迫するようになります。

神経圧迫のために、腰痛や足のしびれがおこる症状が出ます。

脊柱管狭窄症になりやすいのは50代から80代と言われています。

そのため、「腰が痛くても年齢のせいだから。」と思って何もしないで入ることが多く、
あまりの痛み、苦痛で病院を受診するようになります。

ある調査では、脊柱管狭窄症の患者様は、約240万人いる(病院へ行かない患者様も含めて)とも言われています。

そうなると70代になると12人に1人ぐらい、脊柱管狭窄症で困っている人がいるようです。

また、脊柱管狭窄症患者の中には、高血圧や糖尿病の方が多いことも指摘されています。

腰痛を軽く考えると良いことが無いでしょう。