胆嚢結石で手術をされ胆嚢と結石を切除された方がいらっしゃいました。

胆嚢結石で手術をされ胆嚢と結石を切除された方がいらっしゃいました。
その方は、切除手術の後は体調が良くなり術後の副作用も無く快適です。とおっしゃっています。素晴らしいことですが、術後の体調管理を注意深くして頂きたいです。
胆嚢で貯蔵された胆汁液は肝臓で作られます。
水に溶けない体のゴミ、毒素を肝臓で処理して胆汁液に混ぜて胃液で処理された食物に吹きかけて胃液の胃酸を中性に変化させてさらに消化を助けます。
消化された食物は、腸壁より吸収されまが、その時、胆汁液も回収されます。
回収されなかった胆汁液は、便の色でわかるように便に混ざって大便として排泄されます。
大切なことは、胆汁液に取り込まれたゴミや毒素が便に混ざって排泄される事です。
胆嚢の袋は胆汁液を貯蔵して胃液の混ざった食物にタイミング良く吹き付けることです。しかし、胆嚢の袋を除去した人は胆汁液が貯蔵されることなくつねに腸内に吹き出されているため腸壁からゴミや毒素の混ざった胆汁液が再吸収されることになります。
ですから、術後の体調を注意深く管理して頂きたいのはこの為です。
どうぞよろしくお願いいたします。