日本では元禄時代には存在したらしいです。
元は本焼きの陶器が一般的で、
トタンの湯たんぽは大正末期以降に普及しました。
陶器の湯たんぽの多くは蒲鉾型で、各地の窯場で焼かれていましたが、
火鉢と共に信楽焼き(滋賀県)の物が広く商品化されました。
湯たんぽが不足した時期には、徳利(とっくり)が代用されたそうです。
戦後はプレス技術が向上し、年産100万個に達したこともあったそうです。
本田技研工業=ホンダ自動車を起こした本田宗一郎氏が、湯たんぽをバイクの燃料タンクに利用したのはよく知られたエピソードです。
電気あんかや電気毛布の登場で湯たんぽの需要は急減しましたが、
最近は効用が見直されつつあります。
阪神大震災で電気が不要な「防災グッズ」として注目され、
肌が乾燥しないことから介護用品としても需要が伸び始めています。
土井金属さんより引用