体温を上げて、免疫力アップ

体温を上げて、免疫力
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体温を上げて、免疫力アップ

自分の平熱を知っていますか? 健康的な人の平熱は36.5~37.1度。

実は今、36度以下という「低体温」の人が増えているとか。

「低体温」は免疫細胞と大きなかかわりがあり、

放置するとさまざまな病気やがんまでも発症してしまうことがあるそうです。

「体温を上げると健康になる」とおっしゃっている方は、たくさんいらっしゃいます。

その中でも、最も代表的な方は、

うちのおばあちゃんかと思います。

いつも「冷やしたらあかんで、温かくしときや」と言います。

低体温がなぜよくないとされるのでしょうか。

体温が上がると血液の流れがよくなり免疫力が高まります。

血液は私たちの体を構成する約60兆個もの細胞一つ一つに、栄養と酸素を送り

届け、

かわりに老廃物を持ち帰る働きをしています。その血液の中のひとつに、

免疫機能を持った白血球があり、

その白血球が体の中の異物を見つけだすためにガンバッテいます。

体温が下がると血流のながれが悪くなります、

どうして?

どうしても!!

血液は体重の約12分の1~13分の1(7~8%)を占めます。

血液はその45%が赤血球、白血球、血小板などの細胞成分で、

残り約55%は液体成分である血漿(けっしょう)からなっています。

トマトケチャップも冷蔵庫に入れると少し硬くなり、温めるとやわらかくなるように、

血液も体温が下がると流れにくくなるのです。

流れが悪くなると、体内に異物が侵入しても、

白血球もすばやく動けず、異物に対抗しにくくなります。

つまり、抵抗力が下がるということになります。

さらに追い討ちがかかります。

白血球は、寒がりで37℃以下の所では仕事をしないのです。

そのため、ウイルスや細菌に負けて発病しやすくなってしまいます。

自分の平熱を知るには、3~4日間、朝・昼・夜の体温を測って平均を出します。

50年前の日本人の平均は36.89度。現在の平均は。36.20度。

健康を維持してくれる免疫力は体温が1度下がるだけで30%低下します。

計算すると、1日に約1500個のがん細胞が、

免疫機構から見逃されて増殖していく可能性があります。

体温が正常に保たれていれば、これらの免疫機構が正常に働いてくれて、

健康が保たれているということになります。

まずは、自分の平熱を調べ、低体温を克服して、血流をよくしておくことが、

健康維持の基本となります。