低血圧と塩

低血圧の人には, 適当な塩分が必要で、

減塩健康法は、低血圧の人には向きません。

塩分を控えることは、高血圧の人には必要かもしれません。

しかし、塩分を減らすことが健康につながるからと、

低血圧の人にまで減塩をすることは拡大解釈過ぎるのではないでしょうか。

特に食事が少ない人は、

必要な塩分まで不足させることになってしまいます。

塩(ナトリウム)には、交感神経の反応を高めて血管を収縮させ、

血圧を上げる作用があります。

また適量な塩は、内臓の働きを調和させ、

食欲を増進させて筋肉や骨を丈夫にしてくれます。

なお塩そのものは、東洋医学でいう寒の食品ですが、

塩をもとにして作るみそとなると、温の性質になって体を温

める食品に変わります。